ROI
投資回収率
前述した条件を用います。
以下、初期設置コスト（150万ルピー/箇所）と月額の人件費と諸経費（10万ルピー/箇所）を考慮したROIを計算します。
1. 初期設置コスト総額 ：
1,500,000INR × 1000箇所 = 1,500,000,000INR
2. 5年間の総運営コスト ：
- 1年目：240,000,000INR
- 2年目：480,000,000INR
- 3年目：720,000,000INR
- 4年目：960,000,000INR
- 5年目：1,200,000,000INR
- 総運営コスト：3,600,000,000INR
3. 5年間の総収益 ：
- 1年目：1,401,600,000INR
- 2年目：3,103,200,000INR
- 3年目：4,804,800,000INR
- 4年目：6,506,400,000INR
- 5年目：8,208,000,000INR
- 合計：4,024,000,000INR
4. 5年間の純利益 ：
24,024,000,000INR - 3,600,000,000INR - 1,500,000,000INR = 18,924,000,000INR
5. ROI ：
\( \frac{18,924,000,000}{1,500,000,000 + 3,600,000,000} \) = 389.80%
従って、このシミュレーションでは、5年間のROIは約389.80%となります。
APY(年間利回り)について
年間利回り（APY, Annual Percentage Yield）を計算するためには、5年間の総リターン（ROI）を用いて複利計算を行います。
まず、5年間のROIは389.80%ですので、これは元本の約4.898倍（1 + 3.898）になります。
次に、複利計算の式を用いてAPYを計算します。APYの計算式は次の通りです：
(1+APY)5=1+ROI(1 + \text{APY})^5 = 1 + \text{ROI}(1+APY)5=1+ROI
これを解くと：
(1+APY)5=4.898(1 + \text{APY})^5 = 4.898(1+APY)5=4.898
APYを求めるために、両辺の5乗根を取ります：
1+APY=4.898151 + \text{APY} = 4.898^{\frac{1}{5}}1+APY=4.89851
APY=4.89815−1\text{APY} = 4.898^{\frac{1}{5}} - 1APY=4.89851−1
従って、
5年間のROIが約389.80%の場合、年間利回り（APY）は約37.41%になります。
これは、年平均で37.41%のリターンが得られることを意味します。
年間配当金の計算
投資額を5億円（500,000,000円）とし、毎年の配当を計算します。
5億円の投資に対して年間配当を計算するには、APY（年間利回り）を使用します。前述の計算で、APYは約37.41%となりました。このAPYを元に、各年の配当金を計算します。
1年目の配当金: 配当金1=5億円×0.3741\text{配当金}_1 = 5億円 \times 0.3741配当金1=5億円×0.3741
2年目の配当金（1年目の配当金を再投資した場合の複利計算）: 投資額2=5億円×(1+0.3741)\text{投資額}_2 = 5億円 \times (1 + 0.3741)投資額2=5億円×(1+0.3741) 配当金2=投資額2×0.3741\text{配当金}_2 = \text{投資額}_2 \times 0.3741配当金2=投資額2×0.3741
3年目の配当金: 投資額3=投資額2×(1+0.3741)\text{投資額}_3 = \text{投資額}_2 \times (1 + 0.3741)投資額3=投資額2×(1+0.3741) 配当金3=投資額3×0.3741\text{配当金}_3 = \text{投資額}_3 \times 0.3741配当金3=投資額3×0.3741
4年目の配当金: 投資額4=投資額3×(1+0.3741)\text{投資額}_4 = \text{投資額}_3 \times (1 + 0.3741)投資額4=投資額3×(1+0.3741) 配当金4=投資額4×0.3741\text{配当金}_4 = \text{投資額}_4 \times 0.3741配当金4=投資額4×0.3741
5年目の配当金: 投資額5=投資額4×(1+0.3741)\text{投資額}_5 = \text{投資額}_4 \times (1 + 0.3741)投資額5=投資額4×(1+0.3741) 配当金5=投資額5×0.3741\text{配当金}_5 = \text{投資額}_5 \times 0.3741配当金5=投資額5×0.3741
これらの計算を実行します。
配当金
5億円を投資した場合、各年の配当金は以下のようになります：
1年目の配当金: 1.87億円 (187,050,000円)
2年目の配当金: 2.57億円 (257,025,405円)
3年目の配当金: 3.53億円 (353,178,609円)
4年目の配当金: 4.85億円 (485,302,727円)
5年目の配当金: 6.67億円 (666,854,477円)
これにより、各年の配当金が年々増加し、5年目には約6.67億円の配当金が見込まれます。
このように、中長期的な視点で見るとインフラへの投資は収益性と安定性という点では大きなメリットが出てくると予測します。
投資に関するお問い合わせ
Last updated